1、誰一人として同じではない就活
入学した当初はほぼ全員が、
「音楽で食べて行くぞ!」
と気合十分で学生生活を突き進んで行くものです。
しかし、1・2年の学年末実技試験で、成績上位者の素晴らしい演奏を聴いてしまうと、
大学3年頃から、自分の伸びしろと睨めっこする戦闘シーズンに突入します。
大学4年になると、自分の才能や、音楽家としての能力を目の当たりにして、
「自分は音楽で食べていけるのだろうか・・・」
と悩み始め、それぞれが自分自身と向き合います。
2、音大生の就職活動には4パターン
将来と向き合い始めると、就活はおおよそ4パターンに分かれます。
1、「演奏家で食べて行く」と情熱に燃え音楽事務所やオーケストラのオーディションを受ける
2、音楽とバイトを両立して少しでも音楽活動を続けようと、いいバイト先を探す
3、プレイヤーは厳しくとも、コンサートホールや楽器店など音楽に携わる仕事を探す
4、あっさり一般就職をする
一番多いのは、どのパターンでしょうか。
ある音大のフルート専攻の学生さんは、4の一般就職が一番多かったそうです。
もちろん、専攻によって、年度によって異なると思いますが、
音楽で食べていくのは早々に諦めて、安定の一般企業へ就職すると話す学生さんが多数いらっしゃいました。
やはり、生活する上で安定と保証は大きなメリットですよね。
しかし、
一般就職をしても、休日にアマチュアの楽団で趣味として活動したり、ご自身の音楽をSNSで配信したり、音楽との向き合い方は多種多様です。
一番大切なのは、生きていく事。
その為には、必ずお金が必要です。
「30歳まで音楽活動を続け、ダメだったらその時に就職する」
と言う方もいらっしゃいます。
もちろん否定はしませんが、新卒の就職は一度だけです。
音楽で食べていける人が勝ち組で、一般就職が負け組、
そんな安い考え方は捨てて、
自分自身がどう人生を歩んで行きたいか、
今一度、ご自身と向き合ってみてください。
残念な事に、音大では一般就職について情報が多くありません。
「誰に聞いたら良いか分からない・・・」
とお悩みの方は、是非一度お問い合わせください。
就職の知識が広がり、未来がよりクリアに響くはずです。
一般就職を考える音大生・美大生を全力で応援します!