音大生にしかアピールできないポイントがあります。
いくつか解説していきましょう!
1、数字を使ったアピール
限られた時間の面接で、
どのような言葉を使いアピールをするのかはとても大切です。
日常でよく使う言葉だと、
・努力した
・頑張った
・すごかった
・辛かった
・感動した
このような表現が多用されているかと思います。
しかし、
この表現には落とし穴があります。
「頑張った」を例に挙げてみると、
客席数100人のホールでリサイタルを企画した時に、
30人でも、50人でも、100人でも、
自分が集客を頑張ったと思ったら、
それは、「頑張った」になるのです。
友人との会話ではその表現でも良いのですが、
初対面の面接官に「頑張った」という表現だけで、
どこまで伝わるのかは未知数です。
2、数字を使った比較の表現
数字と比較を使った、分かりやすい説明をしてみましょう。
客席数100人のホールで、
2回のリサイタルを開催していた場合、
初回の集客が40人、
2回目が80人だとしましょう。
これをざっくりした言葉で伝えると、
「1回目より2回目の方が集客頑張って、最高だった!」
となります。
この内容を面接で伝える場合、
どのような表現にするべきなのでしょうか。
「リサイタルを2回開催し、
2回目では80人を集客する事が出来、達成感がありました!」
これも、確かに数字を組み込んではいますが、
少し弱いですよね。
「客席数100名のホールで2回リサイタルを開催しました。
努力が及ばず1回目は40名の集客でしたが、
2回目はSNSでの広告を利用し倍の80名を集客する事が出来ました。
あと1〜2ヶ月早く広告を始めていれば良かったと反省点もありますが、
この経験で宣伝広告の大切さを学び、集客する楽しさを実感する事が出来ました。」
少し長くなりましたが、
音楽業界の知識がない人に、
自分が感じた事を伝える事は容易ではありません。
誰にでも分かるように、
数字を組み込み、比較をし、
その反省点や感想を伝える事は重要です。
これは、就職後にも使える方法ですので、
是非ご活用いただければと思います。
就活の疑問点、ESの添削、面接練習など、
お困りの方がいらっしゃいましたら、
私たちにご相談ください。
過去ログ「音大生のトーク力」