1、のっぺらぼうな文章
ESを添削していると、
言葉を抜き書きすることで設問に答える技術だけが先走って、
その文字情報が、
読み手の頭の中で映像化できないような文章をよく見かける。
読書を好まず、
ドリル学習と問題演習主体のみの文章体験を重ねてきた学生は頭の中で、
「紙芝居やドラマを見るように文章を思い描く」
ということを、意識せずに育ってきたのだろう。
2、表情がなければ分かってもらえません
「分かる」とは、
自分の体験と結び付けて疑似的な体感を得たり、
知識をもとに新たな認識へとつなげたり、
具体的なイメージを思い描いたりする複合的な感覚作用であり、
「分からせる」も同様の作用です。
3、映像を思い浮かべるトレーニング
読み手(企業の採用担当)に分からせるためには、
読み進んでいくうちに、
書き手(志望者)の表情が浮かんでこなければ駄目です。
「書き手はここでどんな表情をしてこれを語るのだろう」
と思ってもらえるような文章でなければなりません。
もしかして、のっぺらぼうになっていませんか?
音読をする、
線を引きながら読み返してみる、
などの技術的な解決策もさることながら、
頭の中で映像を思い浮かべるトレーニングをしてみましょう!