1、守るべき上下関係
日本テレビでリバーサルオーケストラが放送されていましたね!
のだめカンタービレの時も、のだめと千秋さん、そして、オーケストラでした。
そこで、今回はオーケストラの小さな上下関係についてお話ししたいと思います。
どのパートにも、主旋律や高音を担当する1st奏者と、
1stのハモリや中音・低音域を担当する2nd奏者がいます。
もちろん楽器によっては、3rd、4thというパートもあります。
オーケストラが、もし会社だったら・・・
指揮者は、もちろん社長。
コンサートマスターは、専務。
金管・木管リーダーが、常務。
各楽器パートの1stが、本部長。
パートの2ndが、部長。
パートの3rdが、次長。
パートの4rdが、課長。
といった役職になります。
例えば、自分が部長だったら、社長と直接意見のやりとりをする事は多くないかと思います。
ですが、会社の目指す目標は、どのポジションであってもしっかりわきまえているはずですよね。
オーケストラも、指揮者と2nd奏者や3rd奏者が直接やりとりをする事はあまり多くないかと思います。
ですが、指揮者を見て感じているので、その音楽の目指す先はしっかり捉えて演奏しています。
問題なのは、
「ポジションが離れている上司」より、
「直属の上司とのコミュニケーション」
の取り方です。
オーケストラの場合ですと、
1st奏者の吹き方やニュアンスに合わせるのが2nd奏者の役目です。
「この表現はあまり好きではない」と思ったとしても、
2ndであるからには、1st奏者に何がなんでも合わせなければいけません。
例え、1st奏者の事が個人的に苦手でも、演奏上は私情を挟まず、仲良くしなければなりません。
もし、
「自分の方がうまく演奏できる!」
「やっぱり1st奏者が苦手だ、一緒に演奏したくもない。」
と思うほどならば、自分が1stになるしか方法はありません。
2、プロとしての姿勢
どのような会社でも、いろいろなタイプの人がいます。
苦手な人とプロジェクトを組まないといけない事だって、あるかもしれません。
そこで大切なのは、プロとして仕事に取り組めるかです。
好きな人と同じプロジェクトだといい結果になり、
苦手な人や知らない人とのプロジェクトだと良い成果が出づらい・・・
もし、そのような状態だとしたら、それはプロの仕事ではなく、サークルです。
オーケストラを経験する学生さんは、いち早くその経験をしています。
きっと社会に出ても役立てられる事でしょう!
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就活で役立つ「音大生の強み」