1、就活の不安
音大生が一般企業への就活をする場合必ず直面するのが、
「音楽しかしてこなかったのに、一般の企業でやっていけるのだろうか?」
という壁でしょう。
音楽の専門的知識が不要な一般企業。
音大生の皆さんは、「自分に強みはあるのか?」と自問するかもしれません。
ところが、音大生にはあなたも気付いていない多くの強みがあるのです!!
音大生の強みについて迫っていきたいと思います。
2、他人の想いを汲み取るのが得意
音楽は一人で演奏するソロもありますが、多くは複数名で演奏します。
少人数でのアンサンブルや、ブラスバンド、オーケストラといった大人数でひとつの作品を作りあげます。
特に指揮者のいないアンサンブルの場合は、奏者同士でどのような音楽を作りあげるのか、という方向性が一致していないと良い演奏にはなりません。
全てを言葉にしなくても、相手の演奏からどのような表現をしたいのか、自分がどういう演奏をしたら相手もより表現しやすくなるのかなど、絶えず考えながら演奏しています。
つまり、相手の発する些細なシグナルを拾い上げられるよう、常に意識しているのです。
仕事もチームで動くもの。
相手の想いを汲み取り、チームとして進むべき方向へ一緒に向かっていける力が、あなたには既に備わっています。
2 、問題を解決するための自己分析能力が高い
音大生にとっての大事なルーティン、それはレッスンと練習でしょう。
音大のレッスンともなれば、先生から要求されるレベルも相当のもの。
そして、レッスンはほぼ毎週。
一週間という限られた時間の中で、課題をクリアしたり、新しい楽曲を練習しなければなりません。
どうしたら技術的に難しいパッセージを弾けるようになるのだろう?
もっと豊かな音楽性を表現できるようになりたい!
身体的にも精神的な面でも、練習は自己分析から始まります。
自分の苦手とするものは何なのか
何が原因で弾けないのか
練習方法の追求
自己肯定感の不足なのか
また、得意とする面を少しでも伸ばす為にさらに何をしたら良いのか。
常に自分自身に問いかけ、問題を解決しようと努力します。
先生からの指摘箇所だけをクリアしても、自分の音楽にはなりません。
指示された内容に加え、何をプラスすることができるか、己にいつも問いかけているのです。
音大生は、無意識の中で、常に自己を冷静に観察する訓練ができています。
いかがでしょうか。
演奏技術だけでなく、あなたにはたくさんの「強み」があることに気付きましたか?
プロの就活アドバイザーとして、その強みを活かした実践的なアドバイスを提供いたします。