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音大生は叱られ上手!?音大生の就活「社会で役立つ忍耐力」

音大生は叱られ上手!?音大生の就活「社会で役立つ忍耐力」

「今の若い世代は、親や教師から叱られることが少ないため、叱られ慣れていない、叱るとすぐに辞めてしまう」
という話をよく聞きます。

「え?!私、毎週叱られてるよ」
と思ったあなた!
音大生ですね?(笑)

音大生は「叱られる」という経験値が、一般の大学生よりも多いのです。
音大生の精神的なタフさがいかに育まれているか、見ていきましょう。

1、叱られ体験は幼少期から

音大生の大半は、こどもの頃から週一回のレッスンに行くために毎日練習に取り組んできた人たちです。

こどもの頃は、いくら音楽が好きだからと言っても、他にもやりたいことがたくさん溢れています。
自分から進んで練習をするこどもは少ないでしょう。
そんな時、親から
「練習しなさーい!」と声がかかります。
「お母さんが外出している時に練習はもうしたよ」と嘘をついたりすると、
なぜかこれが嘘だとバレてしまうのです。

そうなると、家から閉め出されるほど叱られた、
という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

はい、こどもの頃から叱られています。

2、音大生は自ら叱られにいく?!

音大生になってからもレッスンでは当然のように叱られます。
もちろん穏やかな口調の先生方もいらっしゃいますが、
厳しい方は本当に怖いのです。

課題が難しすぎてクリアできていないことを自覚しつつ、
それでもレッスンに行かなければいけない時などは生きた心地がしません。

自ら首を差し出す侍になったような心境ですね。

逃げたくても逃げられず、とにかくまずは叱責を受け入れようという境地に立たされます。

叱られ経験値がどんどん上昇していますね。

3、大勢の前で?!

一対一のレッスンで叱られるのならまだいいもの。
これが、オーケストラなどの大人数の授業ではまた辛いものです。
何十人といる学生の前で名指しで注意され、ひとりで何回も繰り返し演奏させられる、
という地獄のような経験をすることも一度や二度ではありません。

嫌でも精神的に鍛えられますね。

4、「叱られる」の先にあるもの

なぜ音大生は、「叱られる」ということに打ち勝てるのでしょう?
それは、
・もっと上手くなりたい!
・もっと音楽を表現したい!
と、今の自分の技術や現状に満足せずに常に上を目指しているからです。

・自分はまだまだ未熟なのだから、叱られて当然!
と、良い意味で開き直っている、ということでもあるでしょう。

自分に向けられた批評を、次の演奏をより良いものにするための糧と捉えることができるのも、音大生の良いところ。

謙虚に、でも貪欲に、少しでも上を目指して努力できる情熱が、精神的なタフさを作っているのです。

叱られ上手な音大生が、企業を救う!?かもしれませんね!

過去ログ「社会でも通用する音大生のタイムマネージメント」