超多忙な音大生のクリスマス。
その中で養われるマネージメント能力をご紹介します。
1、音大1・2年生のクリスマス
音大では、12月に学内のクリスマスコンサートが多数企画されています。
まだ入学したばかりの1年生にとっては、初めてのクリスマスコンサートになります。
どの様な流れで、どのくらい忙しいのか未体験がゆえに、
各本番に向けて追い込み練習をし、
各本番毎に準備しなければならない衣装などを調達し、
先輩に迷惑がかからない様必死でついて行きます。
本番が多いという事は、靴や衣装など毎回異なる可能性が高く、
忘れ物をしてしまう学生も多いです。
忘れ物をすると、しっかり先輩にしばかれます。
2、音大3・4年生のクリスマス
クリスマスシーズン3・4回目になると、
学内のクリスマスコンサートの流れは理解し、
各本番毎の練習の追い込みや、衣装などの準備は少し慣れ、余裕が出てきます。
しかし、
ハングリー精神旺盛な学生は、
少しでもギャラが発生する外部の仕事を、
ありとあらゆる方法で探し出し、
大学のスケジュールと割り切れるギリギリの日程で動こうとします。
例えば、
9:00〜11:00学内でリハーサル
13:30開演 学内クリスマスコンサート
16:00解散
17:00移動
18:00クリスマスパーティー会場での音響チェック
19:00〜 1stステージ40分演奏
20:10〜 2ndステージ40分演奏+アンコール
21:30 主催者へ挨拶、片付け
22:00 解散→食事
23:30 帰宅、翌日の準備と練習
翌日8:00から大学でリハーサル
このように、1日2つの本番、いや、3つの本番を掛け持ちしている学生も少なくないのです。
3、セルフマネージメントの大切さ
このように本番が重なると、何が起こるのでしょう・・・。
・各本番に必要な楽譜を用意する時間が必要
・事前に行うリハーサル(合わせ)の時間が短くなる
・各本番の演奏のクオリティ維持が難しい
・各本番の持ち物が異なる
(楽器、楽譜、譜面台や楽器のスタンド、衣装、靴、アクセサリー、タイムテーブル表、名刺)
・待ち合わせの時間と場所 ※遅刻厳禁
・体力維持→食事はいつ摂れるのか
・リーダーの場合は、メンバーへ最終確認の連絡とトラブル対応
もちろん、演奏のクオリティが一番ですが、
その他にもタスクはかなり多いです。
さまざまなスタイルの本番をたくさん経験する事で、
主催者への対応、セルフマネージメント、メンバーのフォロー、本番での集中力、
数えきれない程の学びを得ることができます。
頭の回転を速くしないと、とても成し遂げる事ができないボリュームです。
そして、対応能力もさらに鍛えられます。
内容は異なりますが、
社会でも同じように様々なケースに対応しなくてはなりません。
トラブルが1つもなく常に仕事が順調に進む事など、あり得ないのです。
如何なる時も冷静な判断をし、的確な行動が取れるのも音大生の魅力の一つだと感じます。
音大で培った忍耐力やマネージメント能力、そして対応力は決して音楽だけのものではなく、人間力へと繋がります。
そのスキルを活かし、社会でも活躍して行きましょう!!