1、シメキリとは?
音大生が培う意外な力、、
そのひとつに、締切に間に合わせる力があります。
音大生には、いくつもの締切が存在します。
短い周期では一週間ごとのレッスン。
次のレッスンまでに、
今回の課題を克服する、さらに新しい曲をさらう・・・など。
長い周期では、
一年後のコンサートにむけて、練習はもちろんのこと、
チラシを制作し集客の為の営業活動をしたり、スタッフを集めたりします。
この他にも、オーケストラの授業で数ヶ月ごとに違うプログラムに向き合ったりもします。
締切までの期間は多種多様ながら、常に多数存在しているのです。
2、課題を達成する力
レッスンをしてくださる教授は、
「そろそろ次の曲をさらっておきなさい」
「来週までにはここまでできるようになっておこう」
などと、計画的なアドバイスをしてはくださいません。
あくまで自分自身で、次のレッスンまでの一週間という期間を、
どのように過ごせば目標に達成できるか、計画を立てなければなりません。
1週間ただがむしゃらに練習をすれば良いという訳でもありません。
ひたすらフレーズの反復練習が必要な場合もあれば、
音を出さずに楽譜とじっくり向き合い作曲家の思いを汲み取ったり、
様々な演奏家の音源を聴いてイメージを膨らませたりすることが大事な時もあります。
その時々で、練習方法の中から最善のものを自分で選んでいるのです。
一年間の準備期間を要するコンサートでも、
コンサート本番というゴールに向けて、時間を逆算し、
「この時までにはここまで準備しておかなければいけない」
「ここまで練習を仕上げておかなければ間に合わない」
と、自分で計画を立てることを求められます。
レッスンもコンサートも、
他にオーケストラの授業なども並行して行われるので、
常に「長短の期日が異なる締切」が存在しています。
それぞれに計画性を持たせ、
自分でどうにか締切に間に合わせる、
ということを日常的に音大生は意識しているのです。
なんとしても締切に間に合わせる力。
そして、最大のパフォーマンスを発揮する事。
いくつもの事柄を同時進行しながら考える意識。
あなたも気づいていない自分の強み、わかりましたか?
私たちと一緒に、あなたの力をアピールしていきましょう!