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一般就職後に役立つ音大生の強み

一般就職後に役立つ音大生の強み

音楽は一人でも演奏ができますが、ほとんどの場合はアンサンブルになります。

音大では楽器のテクニックを磨くのはもちろん、
さまざまな楽器、さまざまな学生や演奏家と共演します。

その中でも、吹奏楽やオーケストラは、上下関係がとても厳しいのです。

1、吹奏楽における上下関係

吹奏楽は特殊楽器を除いて、
1つの楽器に対し2人以上で編成されています。

その1つの楽器の中でも、
1st、2ndなどとパートが分かれています。

1stの吹き方に下のパートが合わせなければいけないのですが、
音程の事やアーティキュレイションの事など、
こちらが間違えていないのに、1stの先輩に怒られるなど、
理不尽なケースも多々あります。

そのような状況で、
自分が間違えていない自信があったとしても、
先輩からのお叱りはしっかり受け止め、
切り替えて前に進んでいかなければなりません。

ここで養われるのは、忍耐力
そして、正しい事がすべてではないという諦めです。

2、オーケストラにおける上下関係

オーケストラは、1つの楽器に対して1人のパートもあれば、
2人、または、弦楽器のように複数人のパートもあります。

複数人いるパートの場合、
もちろん、先輩も後輩も一緒に演奏します。

先輩の指示は絶対なので、
どんなに厳しく指導されてもYESの一択になります。

そんな時に、もし後輩がめげそうになったり、
先輩から理不尽に怒られて、後輩が反抗的な態度になったりしたら、
先輩と後輩の間を取り持つ役目が必要になります。

先輩には逆らわず、しっかり受け止め、
後輩を励ましながら、
なんとか前向きな方向へ進めるよう助言しなければなりません。

就職をしたら、必ずと言っていい程、
さまざまな意見やあらゆる人の態度に悩みます。

時には自分を勇気づけ、
時には上司のご機嫌を取り、
時には部下の話に耳を傾ける。

そんな複雑な人間関係にも耐えられるトレーニングを、
すでに音大で学んでいるのです。

音大でたくさん人間関係・上下関係を学んだ分、
社会でもきっと役立つはずです。

新しい世界に飛び込むのは勇気がいる事ですが、
きっと大丈夫。

私達と一緒に、ワクワクする未来を切り拓いていきましょう!!

 

過去ログ「美大・音大生の就職先の選び方」