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音大生と「競争」

音大生と「競争」

いよいよ夏本番!

オリンピックが行われているパリでは、
熱い熱い戦いが繰り広げられていますね。

オリンピックに出場するだけでも、
とてつもなく名誉なことですが、
その中で全員が金メダルを目指して戦っています。

1、スポーツ=競争

スポーツの世界では、
速さを競うタイムや、ゴール数などの点数、
または審判員の採点の点数などではっきりと順位が決まります。
コンマ何秒の差や、コンマ何点の差で順位が覆ることもしばしば。

激しい競争の世界ですね。

2、音楽=競争?

音楽の世界はどうでしょうか。

音楽と競争は、一般の方にはぱっとイメージが結びつかないかもしれません。
しかし、音大生は常に「競争」の中に身をおいています。

例えば、オーケストラ。

オーケストラにおいて、
各楽器の配置や人数は決まっていますが、
それぞれの楽器の中での席順は、実は序列があるのです。

弦楽器、特に第1ヴァイオリンの首席奏者は一番前列の客席側、コンサートマスターの席ですね。
その隣が次席奏者です。

管楽器においても、例えばオーボエの場合、
首席オーボエ奏者、次席オーボエ奏者などはっきりと序列があります。

ここでの序列は、年齢順ではありません。
年齢や在籍年数などは関係なく、実力で決まります。

聴衆からも序列が見てとれる配置になっているのです。

3、音楽は競争社会

音大生にとっては、
授業で行うオーケストラ実習において、
どのオーケストラに所属できるかは前年の試験の順位で決まります。
ここでも序列があるのですね。

また、もっと遡ると、
中学校や高校での吹奏楽の部活において、
レギュラーメンバーに選ばれるために必死に練習した方も多いことでしょう。

野球やサッカーなどのスポーツのように、
音楽においても「スタメン」に選ばれるには、
競争(実技試験)を勝ち抜いていかなければいけないのです。

オリンピックでは、
たくさんの「競争」に身をおいて、
強いメンタルを育んだアスリートたちが最大限のパフォーマンスをするために、
まさに今、戦っています。

音楽におけるアスリートたちである音大生の皆さんも、
各々の舞台で輝くために、私たちと一緒に未来を切り拓いていきましょう!

 

過去ログ「音大生の一般就職に必須な強みの探し方」