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就職後にも役立つ「音大生の高い営業能力」

就職後にも役立つ「音大生の高い営業能力」

1、音大生の交渉力

音大生は学内の演奏会はもちろん、
外部でも演奏のお仕事をする機会があります。

そんな時に必要なのが、
「交渉力!」

交渉内容は、
・演奏時間
・演奏曲目や曲数
・ギャランティ
・当日の拘束時間
など、ある程度は最初に条件の提示があります。

しかし、
打ち合わせをしていく中で、
当初の条件が変わる事はよくあるのです。

その時に、
思っていたより悪い条件になってしまうのか、
当初の提示より良い条件に出来るのか、
全ては、交渉次第なのです。

2、交渉方法

では、どのように交渉するのか・・・。

まず、内容について決めます。

会場の設備によって、編成が異なります。
ピアノがあるのか無いのか。
マイクは使用できるのか、PAは対応可能か。

そして、演奏曲目。
例えば、
「今話題になっている曲目を中心に演奏して欲しい」
とリクエストをいただいた時は、
楽譜の入手、編成によってはアレンジも必要になるので、
用意するのに必要な料金が追加されます。

もしバンドリーダーがアレンジをする場合、
1曲3000円など、追加でギャラが増えていくのですが、
演奏する為には、アレンジが必要だと知らない方も多いので、
必ず確認します。

もし数曲アレンジする事になった場合、
単純にバンドリーダーはギャラが増える事になりますし、
そのアレンジした曲は、また他の現場でも使用できるので、
実は良い条件だったりもします。

そして、設定時間より短縮、あるいは、延長になった場合。
短縮でもギャラが変わらない事の確認と、
延長になった場合や、
アンコールが2曲以上になった場合の追加代金を決めます。
ここはアバウトにするプレイヤーが多いのですが、
仕事で残業したら残業代がもらえるのは当たり前の権利なのです。

演奏の時間帯は夜が多い為、
リハーサルで夕方入りし、本番が19時頃から始まります。
その場合、
夕食代は別途手当があるのか、お弁当の配給があるのか、
そのあたりは、上手くコミュニケーションを取ると、
楽しい結果になります。

それもまた交渉の醍醐味!!

3、コミュニケーション能力の高さ

交渉と言っても、
どのように話を進めていくかが大切です。

威圧的に感じない交渉術、
適切な距離感を理解している事、
表情や会話の間合い、
しっかりした言葉選びなど、
コミュニケーション能力が必要になります。

この能力は、
社会に出てからも役に立ちます。
特に、「営業職」

いいプレイヤーは、営業上手なのが鉄則です。

もし、一般就職をしても、
このような営業上手な社員がいたら、
即戦力になるはずです。

音大生の皆さんは、営業に向いている方が多いと思います。

就職先は、「営業職」で一度考えてみませんか?

音大で培った能力を社会で役立てていきましょう!

 

過去ログ「就活でも社会でも通用する音大生のマナー」