1、就活では必須の力
トーク力とは、
自分の考えや伝えたいことを、
相手にわかりやすく正しく伝えるスキルのことです。
就活の面接においては口頭で、
「志望動機・自分のアピールポイント」
を伝えなければなりません。
ESでは、
時間をかけて練りに練った文章を書くことができますが、
面接では不意の質問にも、素早く自分の考えをまとめて話す力が必要です。
2、音大生のトーク力は低い?!
言葉ではなく、音で全てを表現する音楽。
それを追究している音大生は「トーク力が低いイメージ」ありませんか?
いえいえ、そんなことはありません!
例えば、何人かでアンサンブルの練習をする時。
曲に対して、自分のアプローチの仕方や、
みんなで共有したいイメージなどについて、
やはり言葉を用いて伝えたり、議論したりします。
そして音大生には、トーク力を磨く、最適な機会があるのです。
3、音大生のトーク力の磨き方
音大生だからこその、トーク力を磨ける場。
そう、それは演奏会です。
演奏会の趣旨、その時の客層や雰囲気。
そのようなことを汲み取って、
自分たちの演奏をより楽しんでもらえるように、
お客様をトーク(MC)で惹きつけることを実践しています。
例えば、
あまりクラシックに馴染みのないお客様が中心の演奏会で、
ドヴォルザークの「ユーモレスク」が演奏されるとしましょう。
それでは、どちらのトークが、より曲に興味をそそられますか?!
①チェコ出身の作曲家ドヴォルザークが1894年の夏に作曲した、
ピアノ独奏のための曲「8つのユーモレスク」。
全8曲の中で今日演奏するこの第7番が、特に有名で広く親しまれている名曲です。
②ドヴォルザークは筋金入りの鉄道マニアとしても有名で、ユーモレスク第7番の曲想も汽車に揺られながら思いついたと伝えられています。
冒頭部分は、汽車のガッタンゴットンというリズムを表しているそうです。
②の方が親近感があり、是非聴いてみたいと思う内容ですね!
伝えたい音楽(商品)に、お客様(ターゲット)の関心を引き寄せる。
これはもう就活を通り越して、プレゼンをしていますね!!
音大生のトーク力はこうした実践の場をもって磨かれます。
「就活」という舞台でのトーク力、
私たちと一緒により磨きをかけていきましょう!