一般就職をしたら、音楽はあきらめるべきでしょうか?
いえいえ!そんな時代は終わりました。
今は、仕事も音楽も、どちらも追い求められる時代です。
むしろ、
「一般就職をしていた方が音楽活動をしやすいかも?」
と思える事例をご紹介していきましょう。
1、経済的に安定する
一般就職をせずに音楽の道に進んだ時、
演奏活動だけで生活をしていけるのはごく一握りの人だけです。
多くの場合はアルバイトをしながらの演奏活動となるでしょう。
一般就職をした場合、経済的な安定が叶います。
月々の収入がはっきりとし、体調を崩したとしても一定額は保障されます。
有給休暇も取得できます。
有給休暇とボーナスは、音楽活動をしているだけでは決して得られないものです。
2、精神的に安定する
経済的な安定は、精神的な安定に直結します。
「今月分を稼ぐためにどれくらいアルバイトをしなければいけないか」などを気にしなくても良いのです。
「一定の収入が保障されているという安心感」これは何物にも変えがたいものがあります。
お金の心配をせずに音楽活動ができるのです。
3、時間の管理がしやすい
昨今の働き方改革で、就業時間に関してもアフター5を充実させやすくなりました。
残業の少ない会社を選べば、夜の練習時間を確保しやすくなります。
時間が不規則なアルバイトをしながらだと、
仲間同士でリハーサルの時間を合わせるのも一苦労。
しかし、一般就職をしたもの同士だと「生活スタイル」が似ているので、
昼間は仕事、夜はリハーサル、といった具合に時間を合わせやすくなります。
4、利益を求めなくて良い分「やりたい音楽ができる」
演奏家にとって一番大切な、コンサート。
収益を上げるには、チケットを売らなくてはなりません。
チケットが売れるということは、お客様が聴きたいと思う演奏会を提供する、ということ。
自分のやりたい音楽=お客様の聴きたい音楽、
であれば良いのですがそうでない場合、、葛藤が生まれます。
チケットが売りやすいのはこのプログラム、、。
でも自分が演奏したいと思うのはこの曲、、。
こういったジレンマに陥った時、利益を気にするか、気にしなくて良いかによって、選択するものも変わってきます。
一般就職をして、安定した収入を得られれば、コンサートの収益をそれほど気にせずにすみますよね。
5、人脈が広がり、コンサートに呼べる
前項にも関わってくることですが、
コンサートを聴きにお客様にご来場いただく、というのは本当に大変なことです。
音大を卒業したばかりの演奏家にとって、お客様を集めてホールを満員御礼にするのは至難の技!
家族・親戚・友人、、その他にはどうやって集客をすれば良いでしょうか?
一般就職をすると、あなたの周りの世界が確実に広がります。
同じ会社の人だけではなく、取引先や、仕事を通じて知り合える人がたくさんいます。
あの会社の○○さん、トランペット吹くんだって!と自分を覚えてくれ、コンサートに来てくれるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
一般就職と音楽活動の両立。
コンサートに限らず、働きながらでもコンクールに挑戦したり、
市民オーケストラや私設吹奏楽団で活躍できる時代がやってきました。
さぁ!あなたはどんな選択をしますか?
一緒に考えていきましょう!