今年度就職された方々は、今頃は新入社員研修に励まれていることでしょう。
社会人として通用するためのスキルを日々学んでいます。
企業側からしても、苦労して採用した大事な人材。
大切に育て、自社の戦力となってくれることを望んでいます。
新入社員は、仕事に関してわからないことだらけなのが当たり前です。
そんな新入社員に対して、企業側はどのようなことを求めているのでしょう?
1、素直さ
まず新入社員に求めているのは「素直さ」です。
上司から言われたことを素直に受け止める。
わからないことを、わかったふりをせずに聞く。
言われたことを忠実にやってみる。
注意されたことを反省する。
これらは「素直さ」がなければできません。
新入社員は、まだ何も含んでいないスポンジのようなもの。
まずは、教えられたことを素直に吸収することが大事です。
素直な人が、あとあと一番伸びる人材なのです。
こどもの頃からレッスンを受けている音大生の皆さん。
そうです、あなたはすでに「素直さ」の塊であるはずです!
素直にレッスンを受けてきたからこそ、音大生の今があります。
頑固な人は演奏が上達しませんよね(笑)
音大生は「素直さの資質」にあふれています。
2、責任感の強さ
時間を守り、与えられた役割を最後までやり抜く。
簡単そうなことですが、これがなかなか難しいのです。
決められた期限までに、
「自分の仕事をやり抜く覚悟を持っているかどうか」
企業側はしっかりと見ています。
初めは簡単な役割かもしれませんが、
責任感を持ってひとつひとつ丁寧に対処している人に、
大きな役割を任せようというチャンスはまわってきます。
アンサンブルやオーケストラの一員として日々奮闘している音大生。
自分の練習の出来次第で、大勢の人に迷惑をかけてしまう、ということを身をもって知っています。
責任感を持って毎日努力を重ねているあなたは、
「信頼」の獲得の仕方も知っています。
3、コミュニケーション能力
仕事はチームワークが欠かせません。
そこで必要となるのは、
「コミュニケーション能力」
相手の考えていることを正しく読み取り、
自分はどう考えているのかを正しく伝えることが大切です。
チームが同じ目標に向かって進んでいくには、意志疎通がとても重要なのです。
音大生は先生との一対一のレッスンにおいても、
学生同士のアンサンブルの場においても、
自分はどのように考えてその音を出しているのか、
言葉で説明できるまで突き詰めます。
また同じくらい、先生や仲間の言わんとしていることを汲み取ろうと、
必死で聴く耳を育てています。
そして演奏は、自分の考えだけの独りよがりのものであってはいけません。
常に聴いてもらうお客様の立場になることも大事です。
自分の出した音がどのようにお客様の耳に届くのか?をいつも気にかけています。
どうしたら正しく伝わり、正しく受け取れるか、鍛練しているのですね。
チームワークを円滑に進めていくコミュニケーション能力も、音大生は日々培っています。
新入社員に求められることが、音大生の皆さんには自然に備わっています。
大きな武器を持っています。
自信をもって、就活に取り組んでみましょう!