音大生にとって情報とは楽譜です。
その楽譜を読む能力が、どのように社会で役立つのでしょうか?
1、楽譜を読む力
楽譜を読むというのは、音符とリズムを追うだけではありません。
アーティキュレーションと言って、
音を短く切ったり、強調したり、音の持続性を保ちながら演奏したりするほか、
音の強弱も必要不可欠です。
その情報は、全て楽譜に書いてあります。
楽譜を読むという事は、音符とリズム以外にも細かな指示も読むという事です。
2、ミスなく楽譜を表現する力
ただ楽譜を読めば良いのではなく、
もちろん楽譜を読んだ後に楽器でミスなく演奏できなければなりません。
楽譜の情報を読む事だけでもボリュームがあるのに、
さらに音に出して表現も加えるとなると、中途半端な集中力では不可能です。
その為には、何度も練習し、何度も楽譜の情報を読み直し、
認識のズレや楽譜の情報の見落としが無いかチェックしていきます。
音大生は、一つの楽譜を目で見て脳にインプットしミスなく再現する力が長けています。
3、仕事で大事な情報処理能力
一般就職すると、今度は楽譜が資料に代わります。
仕事をミスなくこなす為には、資料をしっかり読み、情報を正確に把握する事です。
その点では、楽譜を正確に読む力を仕事でも活用できるのではないでしょうか?
資料に書かれた分からない専門用語は必ず調べて把握し、
不明な点は上司に確認します。
音楽でも、楽譜に書かれた用語はすべて調べ、不明な点は先生に教えていただきます。
書かれている情報を隅から隅まで把握し、その内容を頭の中に入れ仕事を進める力は、
音大生の特性そのものです。
隠れた能力を活用し、就活の強みにしていきましょう!