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「音大1年生の春」は「入社1年目の春」と同じ?

「音大1年生の春」は「入社1年目の春」と同じ?

音大へ入学し、ドキドキとワクワクで胸いっぱいの新入生。
しかし、入学すると、さまざまな試練が訪れます。

1、時間を守る

一般大学へ通うと、授業の時間を守ったり、
先生や友達との約束を守ったり、
課題提出の期限を守ったりと、予想がつきますね。

しかし、音大では、
13時から合奏の授業がある場合は、
12時半に練習室へ行き、準備して先輩を待つのがルール。

もちろん最初は何も知らないので、
13時5分前に余裕だと思って行くと、
同級生や早く来ている先輩に凄まじい目で見られ、怒られます。

入社1年目でも、会議の部屋を事前に準備したり、飲み物を用意したり、
暗黙の時間ルールがあると思いますが、
音大生なら予測でき動ける力を養う事ができます。

2、言葉使い

高校と異なる点は、敬語をしっかりを使わなければいけない事です。

高校生の時は許されても、
大人の一歩手前の大学生としては許されない事がたくさんあります。

先生への敬語、先輩への敬語、
一瞬でもすれ違ったのなら、相手に気付かれていなくても挨拶。

失礼のない言葉選び。

毎日言葉を選びながら気を遣い、音大生活を送らなければなりません。

しかし、音大でしっかり身につけた正しい敬語は、
社会人になっても強い味方になってくれます。

音大生の時に先に苦労をしてしまえば、
社会人になった時に自信になりしっかりと対応する能力を身に付ける事ができます。

3、飲み会での振る舞い

社会人になると、新人歓迎会という飲み会を企画される事があります。

一般大学の時の、先輩との飲み会はとても楽しく、半分敬語、半分タメ語、
といったラフなものだと思います。

しかし、音大生の飲み会、演奏会の打ち上げは、後輩にとっては戦場です。

特に、金管楽器と打楽器は体育会系と言われるほど上下のマナーが厳しいのです。

10名以上の打ち上げの場合、
ジョッキでビールを頼み、ホールスタッフが持って来たら、
最後に運ばれた泡が綺麗なビールを先生や4年生の先輩へ渡します。

取り分けは当たり前、グラスのお酒がある程度少なくなったら、
「次のお飲み物は何にされますか?」
と声をかけます。

新入生の時にはアルコールもまだ飲めないですし接待方法が分からないので、
2年生の真似事をするのですが、
2年生の目にクマが出来ながら先輩の接待をしている姿を見て、
「なんていう世界に入ってしまったのだ・・・」
と、真っ青になったりもします。

しかし、社会人になってからこの振る舞いを知っていくのと、
大学在学中に習得するのでは、訳が違います。

接待方法を入社してすぐに使う事ができると、
確実に上司に好かれ、何も出来ない同期と差をつける事ができます。

音大1年生は、人間関係を学ぶタイミングでもあります。

それは、社会人になっても必ず必要になるスキルなので、
是非習得していただきたいと思います。

もちろん、アルコールは20歳になってからでお願いします!

 

過去ログ「就活でも社会でも通用する音大生のマナー」