「ここぞ!」
という時に、集中力を発揮できる音大生。
さて、その力はどのようにして育まれるのでしょうか。
1、レッスンにおいて
音大生は子どもの頃から毎週のレッスンがあり、
そのレッスンは演奏会本番のように緊張するものです。
緊張の中でも、
先生を前にして練習してきたことが発揮できるよう、
集中して演奏する力が育まれます。
2、コンクールにおいて
コンクールは、入賞したら経歴に書くことができます。
言ってみれば音楽人生を左右するくらい大事なものです。
周りを見渡せばライバルだらけ・・・。
控え室や舞台袖では、
録音した自分の演奏を聴いて最終確認する人、
ひたすら楽譜とにらめっこして指を動かす人、
イメージトレーニングにふける人などなど、
それぞれの過ごし方は違いますが、みんな自分のことだけに集中しています。
周りが何をしていようと、それに惑わされるわけにはいきません。
自分が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、集中していくのです。
3、演奏会において
試験やコンクールなどのように、点数や順位がつくわけではない演奏会。
しかし、
聴きに来てくださるお客様の為に、
できうる限りの力を発揮しなければいけません。
音楽は、舞台上でリアルに提供するもの。
絵画のように、描きあげて完成したものを展示するわけではありません。
もちろん、絵画にはゼロから芸術を生み出す、
また違ったものすごい苦労があるのですが、、、。
ただ単に、楽譜通りにリズムを正しく、
音間違いがなく演奏できたから良い、というものでもありません。
舞台上で、その瞬間瞬間に、
どのような音色で音を出したいかを考えながら、
また出てきた音を聴き取り、
絶えず修正しながら演奏しなくてはいけないので、
高い集中力が求められます。
4、練習において
毎週レッスンがある音大生。
一週間でやらなければいけない課題は山ほどあります。
毎日の練習はもちろん欠かせませんが、
授業やオーケストラの練習などもある為、
まとまった時間を確保するのは難しいもの。
その為、
短時間でも効率よく自分の課題をクリアしていかなくてはいけません。
短時間で課題をやりとげる集中力を要します。
もちろん、長時間の練習時間を確保できる場合もあります。
1時間弾いて5分休む、というパターンを何回も繰り返す人も多いでしょう。
長時間に渡り、集中力を継続する力がついてくるのです。
5、練習において番外編「就活に必須!育まれる集中力」
音大には練習室と呼ばれる小部屋があります。
音大生はその小部屋を確保して練習をするわけですが、
部屋数が足りないとどうするのでしょう・・・。
練習室の前の廊下に椅子を持ってきて、通路で練習するのです!
これは、特に金管楽器専攻の音大生にとってはあるあるではないでしょうか。
もちろん隣や向かいにも、楽器を練習している人がいます。
大勢の人がいる中や、騒がしい場所ですらも集中して自分の練習を行います。
中には学食に置いてあるピアノで、音大生がランチをする中でひたすら練習する、という強者も!
以上のように、
音大生は集中力を要求される場面に出くわす機会が多い事が分かります。
日常の中で、高い集中力が育まれているのですね!
その集中力を就活に向けてみましょう!
私達がお手伝いいたします。